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電気鋳造(電鋳)とは何ですか?

電気鋳造(電鋳)とは何ですか?

電気鋳造電鋳)とは、電解液中の金属イオンを母型(マスター)の表面へ金属を電析させ、母型に忠実な形状を作製することが出来る技術のことです。

JISの定義

JISでは”電気めっき法による金属製品の製造・補修又は複製法“と規定されています。

ASTMB374の定義

ASTMB374では”母型または鋳型に対して電気めっきを行い、続いて型から電着物を剥離することにより、製品を製造または複製すること“と定義されています。

特長

物理的性質を調整可能

析出金属の種類やめっき浴の条件を変更することで、電鋳製品の物理的性質(硬度など)を調整できます。

優れた加工精度

母型との誤差が非常に小さく表面の凹凸を忠実に再現できます。また、継ぎ目のない容器やパイプを作製することも可能です。

めっきと電鋳の違い

電鋳技術は、めっき技術の応用ともいえますが、めっき皮膜が、美観、耐食性、耐摩耗性等の機能を素材の表面に貸与したりするのに対し、電鋳は、単なる被覆ではなく、それ自体が独立した構造体として活用される製造技術です。

用途

機械加工や切削では作製できない高い寸法精度が要求される製品に対して用いられます。

例えば、レコード原盤や光ディスクの成形用金型、電気かみそりの刃、インクジェットノズル、ロケットの噴射ノズルなどの製造に適用されています。

電気鋳造小型ジェットノズル

電気鋳造(電鋳)によって形成された小型ノズル

歴史

1838年にロシアのヤコビが銅の電鋳法を開発したのが始まりとされています。ヤコビが自分の名刺を刷るのに銅電鋳版を作製したといわれています。

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